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キラはラルクがイオを探してると聞いておかしいなと思っていた。
先程イオは自分達の部屋でお菓子を食べていてその後、ラルクの部屋に向かったのだから。
「手分けして探そうか?」
僕はラルクにイオを探す手伝いを申し出た。
「いや、匂いを追う。」
ラルクはきっぱりと言う。
確か運命の番とかだったな…
2人にしか分からない匂いがあるらしい。
便利だな運命の番。
絶対見つけられるなんてロマンチック。
僕も密かに運命の番が現れないかと期待はしているのだ。
でも、出会うことはなかなか難しいらしく今生では出会えない可能性のが高いという人もいる。
お伽噺の世界の話だとずっと思ってきた。
ラルクとイオに出会うまでは。
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