2/2
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
 仕事が辛かったり、何か悩みがあると、夢に出てくる君。  君が誰かは判らない。  友達でも、家族でも、好きだった人でもない。  いや、そうなのかも知れない、顔も覚えていないのだから。  言えるのは、私が君にまた会いたいと思っているということ。  君のことが好きだということ。  誰かも判らない、顔も覚えていない、君に。  もともと人付き合いが苦手で、独りでいる方が私は好きだ。  だから、恋人もいないし、友達も少ない。  そんな私が唯一会いたいと思う人。  最近また仕事がきつい。  息をするのも苦しくて、生きていくのが嫌になる。  でも、現実が辛くなれば、眠れば君に会える。  今夜こそは会えると信じて、眠りにつく。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!