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「さすがにサッポロでも紫陽花は散ってますね」
「ヴェア、美味しい?ごちそうたくさんあって良かったねー」
サッポロだからそこまで暑くない。
青々と茂るシロツメグサは野原のベッド。
ベッドを食す愛らしいカメ。
のほほん、まったりくつろぎうた様特製ケーキを食す凜さんとはろんさん。
「さっきから珍しくナマケモノのミズキンダさんがごそごそしてますねー」
「何してるんですかね?本物のナマケモノみたいに木の枝にでもぶら下がるんですかね?」
二本の木の間で何やらごそごそする瑞希を見てうた様と狼歩さんが言う。
***
「よっしゃー!でけたー!凜さん、ハンモック出来たよー!一緒に揺れよー」
「わあ、ハンモックだー!ありがとうございます」
はい、瑞希が作っていたのはハンモックでしたー。
桜の時期にハンモックで寝たら寒いけど、今の時期の木陰ならいい塩梅でしょ?
……知らんけど。
ゆーらゆら、ゆーらゆら。
ミシミシ、ギシギシ。
「ふぁー、ハンモックの揺れって心地いでしゅねー」
「二人乗っても大丈夫!だって私ら……」
「「がりんこ倶楽部だもーん」」
何処から現れた?
がりんこ倶楽部の更紗やんと束砂やんが二人でハンモックに寝転がる。
モグモグモグごくごくごくごく
「いいなー、私も乗りたい」
「花がなくとも華があっていいよねー」
がりんこ倶楽部を眺めながら、お弁当に入っていたタンポポの天ぷらとイカリングを食べつつぼやくタッくんさん。
酒を飲みながらハンモックで戯れるありすさんとあめさんを眺めるは快紗瑠さん改め、藤白 圭さん。
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