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「皆さーん!お待たせしました!僭越ながら花でしたらこのオイラにおまかせ下さい」
各々が自由に過ごしていると、昔話に出てくるおじいさんみたいな格好をした、にいださんがやってきました。
んしょんしょ
よじよじよじ
そして、やってきたにいださんはおもむろに木に登り始めました。
「え、にいださん。腰大丈夫ですか?」
念願のハンモックを堪能していた凜さんが心配そうに見守る中、にいださんが登った木の近くの木に何やらスクリーンが現れました。
***
《むかーしむかし、あるところに……》
「あ、何か始まった」
「ちょ、なんでサッポロなのにスクリーンにヒメジ城を映してんの!?」
《だまらっしゃい!》
瑞希が突然ナレーションを始めたのに、はろんさんが気付き、更紗やんがスクリーン映像につっこむ。
「枯れ木に花を咲かせましょー!!」
なんやかんやで、にいださんが木の上から叫びました。
すると
「おお!花咲か爺さんパロだったんですね、」
スクリーンの後ろからド〇キで購入したフルフェイスのリアルな馬のマスクを被ったげたんわさんに跨がった、チョンマゲのお殿様コスをしたぶちゅうさんが、いつのまにやら青い旗を持った甲冑姿のうた様を引き連れて出てきました。
「いきなり余興に誘われてびっくりしだけど、良い役もらえてなんか嬉しいな~」
「そうですねー、にいださんプレゼンなら安心ですしね」
「いや、おかしい!なんで絶対安静が必要なワシが馬なんだー!」
《なんとなく》
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