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「真下社長?」
「文江さんにはね、林一郎という人物の『取扱説明書』みたいなものをお話ししたのよ。その方がきっとうまくいくでしょ」
茅那子は、プライベートと仕事を混同しないその子の態度を好ましく感じていた。
宴席では、愛妻家の田代淳二が今度の休みに妻と海外旅行に行くことを話している。
金子道彦は結婚に対する自分の考えを語っていた。
後藤喜一は付き合いだした女性がいることを白状した。今度はうまくいきそうだという内容だった。
一郎はこの会社を守ると誓い、文江は笑みを浮かべている。
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