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やがて文江が立ち上がって、空いたお皿を片付けようとしている。
「手伝います」
「大したことじゃないから、座っていて」
文江にはそう言われたのだが、皿洗いを手伝おうと、茅那子はキッチンへとついて行く。
「ありがとう」
文江は微笑み、二人で肩を並べて、お皿を洗った。
「こんなことを言っていいのかわからないけれども、真下社長、なんだか様子が変なの。何かあったのかしら?」
「様子が変?」
急に文江に尋ねられて、茅那子は首を傾げた。
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