3人が本棚に入れています
本棚に追加
今日も嫌いなベッドの時間を一人過ごして眠りにつく。
何時もと同じ夢の中へ。
女になった僕と愛しい貴方。
いつもと同じはずなのに、貴方の口はいつもと違う言葉を紡ぐ。
今日の貴方は愛を囁いてはくれない。
偽物の女の僕を嘲り批難する。
「お前は女になりたかったの?女になりさえすれば選ばれると思っているの?」
あぁ…知っていた…そして気付かないふりをしていた。
夢の中の事とは言え、悲しみと喪失感で心がつぶれそうな僕は、泣きながら嗚咽を漏らして目覚める。
夢の中でさえ愛されない…
最初のコメントを投稿しよう!