夢の貴方

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今日も嫌いなベッドの時間を一人過ごして眠りにつく。 何時もと同じ夢の中へ。 女になった僕と愛しい貴方。 いつもと同じはずなのに、貴方の口はいつもと違う言葉を紡ぐ。 今日の貴方は愛を囁いてはくれない。 偽物の女の僕を嘲り批難する。 「お前は女になりたかったの?女になりさえすれば選ばれると思っているの?」 あぁ…知っていた…そして気付かないふりをしていた。 夢の中の事とは言え、悲しみと喪失感で心がつぶれそうな僕は、泣きながら嗚咽を漏らして目覚める。 夢の中でさえ愛されない…
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