バンビさんとメリーくん。

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けれどそうかもしれないと私は瞬きをしました。  私は起きているメリーくんといる事の方が多いのです。 「バンビちゃん先輩がいると俺、起きてられるのかなぁ?」  どういう質問でしょうか。 「まさか。偶然でしょ?」 「うーん、でも俺、バンビちゃん先輩見てるの好きなんですよねぇ」 「へ?」  するとメリーくんは私の両手を取って、ぶんぶん、と振ってきました。 なんでしょう、この仲良しな感じは。 「その短いポニテがぴこぴこ動くのとかぁ」  ああ、と私は見えない後ろに目を横にします。 「二つも年上だけどちっちゃいとことかぁ」  それはメリーくんも似たようなものではと口を尖らせます。
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