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やわらかい てのひら
お腹がいたくてトイレからでられなかったとき
ずっとすりすり さすってくれた。
やわらかいてのひら
・・・帰りたい。 呟いたとき、
何も言わず、そっと頭にのせてくれた。
やわらかいてのひら
わたしから生まれたもう1人のわたしを
わたしにしたように優しく包み込んでくれた。
やわらかいてのひら
冷たくなってしまっても
そこにあったあたたかさはずっとわたしの中にある。
やわらかいてのひら
やわらかいてのひら。
今も忘れない。
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