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―――ねえ。圭さん。
もしかしたら、もう気付いてる?
だとしたら、本当に―――許してほしいの。
お願い。
怒らないで聞いて?
あのね。
ごめんなさい――――。
ごめんなさい。
私、あなたに黙って、ずっと小説を書いてきたの。
今まで何も言わなくて、本当に、ごめんなさい。
私は、森崎幸一郎。
この小説は、私が書いたものなの。
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