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愛犬のタロと訪れた公園。
毎日の散歩コース。
タロが家に来てから毎日の日課。
日々続くと思っていた。
初夏の風は、衰えた肌すらも優しくさする。
いつものベンチに腰をかける。
歩くことに休憩を挟むようになったのは、いつからだろう。
タロは大人しく足元で座っている。
タロの頭を軽く撫でてやる。
幾分嬉しそうに見える。
タロに昨日と今日の違いは分かるだろうか。
私は目を瞑る。
ほんの少しだけ眠らせてもらおうと。
うつらうつらと頭を揺らすと、夢の中へと容易く旅立つのだ。
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