467人が本棚に入れています
本棚に追加
/249ページ
ほれほれ、と催促すると、佑は耐えられないと立ち上がった。
固く握りしめた拳からは怒りを感じる。
「別に!てめぇが紬の生まれ変わりって確定したわけじゃねえだろ!?これからじっくり見極めてやるからな。覚悟しとけよ、吹雪」
そう言い放ち、奴はリビングから出て行った。
そして、佑が向かった場所はなんと二階。迷うことなく吹雪の部屋に入っていったようだ。
「は?」
本日三度目のぽかーん。
見極めるって、ここに住むって事?!
あ、ありえない…。
私の日常、どうなってしまうの…?
吹雪は諦めたように肩を落とした。
最初のコメントを投稿しよう!