1/1
前へ
/1ページ
次へ

電車が急ブレーキをかけた。停まる刹那の衝撃が、踏ん張った足に伝わる。 もしやと思い顔を上げると、無数の肉片が赤黒い筋を引きながら尺取り虫のように窓を這い上がっていた。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加