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俺は大鎌を担いで歩く
先ほどとは違い武器がある
それも生前の仕事道具だ重さや扱い方は
解っている
森の中は静かで鬱蒼としているが差し込む
日の光で幻想的な風景を醸し出している
「気を抜くとバグのことを忘れそうだ…」
そう呟く事で俺は忘れかけていたバグのことを自分自身に無理やり思い出させる
しかしながら探して見ると
案外見つからないものだ…もしかしてだが
殺気がでていたか?
俺は此方から探すのを
止めその場に棒立ちになって見た
1,2,3…やっぱりか、奴らは自分より弱い奴としか戦う気が無いのか。
何はともあれバグとエンカウントを
取る方法は解った。
ヴィィァ゛ァ゛ァ゛ァァ!!
俺は突進してきたバグを横にズレて交わし
そいつが体勢を整える前に
大鎌で引き裂いた。
ボッシュゥゥ!!
「うわっ!?なんだ?…赤い…十字架?」
直後バグの体が渦を巻き核爆発のように
弾け散る
続いて謎の、血の赤に近い…いや、血よりももっとどす黒い赤色の光の十字架が
現れたのだ。
ヴヴァ゛ァ゛ァ゛…
気のせいか周りのバグが後退を始めた
そうか…さっきのが奴らを狩ったことに
なるのか…
まぁ…いい
「ノルマはあと二体…」
そう呟き俺は大鎌を水平に構え
地を蹴り目的を去りざまに切り裂いた
「しまった…多すぎた」
一列では無いにせよ大鎌で斬る際に
余分な奴も巻き込んだらしい…まぁどうでも良いが
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