Sleep、かむ、back、りぴーと

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部屋の中にはベッドに横たわる女とその傍らに座る初老の男。古い掛け時計のカチカチという秒針の音だけが部屋に響いていた。 男はあと5秒。と呟きカウントダウンを始めた。 さん、にぃ、いち、ゼロ。 ずっと眠り続けていたあの子が目を覚ます。 きっと。今日なんだ。何度めか分からないけど 僕はこの時をずっと、待っているのだ。
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