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ゴーンゴーンと音が鳴り響きやんでから目を彼はベッドに移すと彼女はゆっくりと目を開けてぱちぱちとしていた。
「あぁ、やっと目を覚ましたんだね」
カサカサになった手を、彼女の顔に手を伸ばし彼女はその手に嫌がりもせずにそのまま頬に手を寄せてあの頃と同じように微笑んだ。
「おはよう。待っててくれたのね」
「勿論だ。約束しただろ?」
「おかえり」と「ただいま」を言いあって彼はあの子の笑顔を目に焼き付けるようにじっとただ見つめた。
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