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日常
『みーゆ、朝だよー、おきてー?』
遠くの方で、貴方の柔らかな声。
ゆっくりと優しく髪の毛を撫でる感覚。
少しずつ、光が目の中に入ってくる。
目を開くと
すぐ近くに、貴方の優しい顔。
『おーはーよっ(笑)』
柔らかく笑いかける貴方。
『珍しいね、美優が朝なかなか起きないなんて、心配したよ………って、、』
私の顔を覗き込んで、少し怪訝な表情をする。
『美優?どうしたの。目が真っ赤だよ?』
何か応えたいのに、言葉にならない。
『もしかして、体調悪い?』
ふるふると首をふる。
『………アレルギー?かも……しれない。』
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