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ようやく声が出せた。
『ハウスダストの………』
『……あ、そうだったね!痛い?痒い?』
『ちょっと痛い……かも。』
私が目をゴシゴシすると
『こらっ、美優、こすっちゃダメだよっ!』
慌てて私の手を取り、
そのまま、チュッ と軽く唇にキスをする。
『美優、かわいそう………見てる方が痛々しいよ』
貴方の大きな手が私の頭に触れて
おでことおでこをくっつける。
『熱は………無いかな?』
『………だいじょうぶだよ……』
『……美優、今日、一緒に仕事休んじゃう?』
おでこを離して、でもまだ近い距離
『え、なんで?(笑)』
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