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「…どうも、これは、はずしちゃったようですね…」
司会の男は苦笑いを浮かべる。
「…これは、もしかして、お局様は、会社の取締役とか、お偉い方なんですか?…」
司会の男は、またも私をいじって、笑いを取ろうとした…
私は頭に来た…
頭に来たが、自分から、私の身分を明かすことはできない…
なぜか、それはしてはいけない気がした…
すると、声がした。
「…その人は、ボクの妻です…」
葉尊の声だった。
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