-私の正体-

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 「…冗談ではありません…」  葉尊がキッパリと断言する。  途端に、司会の男は、文字通り、身の置き所がなくなった…  「…こ、これは、とんでもない失礼を…」  司会の男は、平謝り…  土下座せんばかりだった…  が、葉尊は容赦なかった。  「…謝るのは、ボクではありません…妻にです…」  葉尊が毅然と言う。  「…こ、これは、失礼しました…」  司会の男は慌てて、私の目の前に走って来た。  
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