眠り

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私は自由に空を飛び回れる鳥だ。 風を読んで、澄んだ空気の中を何処までも行ける。 不意に建物に視線を向ける。 窓から部屋の中が見えた。 其処に居た少女に目が止まった。 少女はベッドの上で上半身を起こして、優しそうな母親と、笑いながら話しをしている。 羨ましかった。 私は一人ぼっちだから。 陽気のせいか、とても眠くなってきた。 目を閉じると私は部屋の中から、窓の外を眺めていた。
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