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僕の安らぎの時間は、眠っている間だけだった。
頑張って、毎日12時間くらい寝た。
残りの12時間は、音楽を垂れ流しつつ、時間が過ぎるのを待つ。
考えるのは、永遠の眠りにつく方法‥‥自殺。
しかし、自殺は簡単じゃない。
如何に遺族に迷惑をかけずに死ぬか。
嘘か本当か知らないけど、電車への投身自殺をすると、遺族に莫大な賠償金が請求されるらしい。
最悪なのは自殺未遂の後遺症で親類縁者に介護という責任を押し付け、自分自身も不自由な生活を送らなければならなくなる事。
だから100%死ねる方法でなければならない。
そして、痛いのも怖いのも嫌。
安楽死以外の答えは出ない。
そして、起きている時間は非常に長く感じて苦しみが増す。
時間の体感速度は楽しい時と、苦しい時では天地の差がある。
たった12時間しか眠れず、120時間ストレス耐久レースのような一日。
それが明日も明後日も、ずっと続くという生き地獄。
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