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コウジと付き合って3年、同棲を始めて1年経った頃から、コウジの帰りは夜中近くになった。 家事もこなし、コウジのためにお弁当も作り、それが幸せだったし、まだ下っ端だから、アシスタントからスタイリストになるためのレッスンを毎日頑張っているのは理解しているつもりだったが、帰りを待つばかりの生活に寂しさも感じていた。 そんな時、同じショップの系列会社のマミ先輩から従業員での飲み会に誘われた。その飲み会がキッカケで、マミさんとは意気投合した。 マミさんは7歳年上だが、独身で、二人共が酒好きで、気が合い、週に2回は飲みに行くようになった。私がいなくても、コウジが帰ったら食べれるようにとご飯も準備してから出かけるようにもしていた。 仕事帰りに居酒屋に行って、ハシゴでスナックやバーに。 ある時たまたま連れて行ってもらったスナックでそのマスターと仲良くなった。再来してもらうために電話番号を聞いてきたとはわかっていたが、酔った勢いもあって、体の関係にまでなってしまった。そのマスターが家の近所に住んでいることもあって、それからは何度もセックスだけして帰ることがあった。 一人で買い物に出かけてもナンパしてきた男、仕事関係で知り合った男と浮気を繰り返した。ただ、相手には自分が付き合ってる人がいて、同棲もしてるとは話していたこともあるから     
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