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一人暮らし、家具付きワンルームの最上階。
夏は屋根が焼けて、夜でも40度を超える事がある。
しかし、窓には網戸がない。
蜂やら蛾やらが侵入してきて追い払うのに一苦労。
挙句の果てに黒いデカゴキに侵入され、窓は止め切らざるを得んように。
増えてからでは遅い。
実家はゴキが、よーさんおった。
所詮、虫。
大して恐怖は無かったけど、おかんと妹はキャーキャー喚く。
デカゴキが飛んだ時、僕はカブトムシが虫カゴから逃げたんかと思ったのを覚えてる。
さすがに叩き潰すと気色悪いから、基本的にビニール袋を被せて閉じてゴミ箱へ。
さすがにキャッチ&リリースという訳にもイカン。
可哀想やけど、ゴミ収集車に巻き込まれて成仏してくれ。
閑話休題。
出かける時に飛んできて、そのまま追い出そうとしたけど失敗。
粘着性のゴキブリ捕獲アイテムを買ってきたけど、捕まるまでに増えたら困る。
せっかくゴキのおらんワンルームに住んでるのに衛生的に汚いゴキと暮らすのはゴメンや。
オスメス・卵もってるかどうかなんて分からん。
ついに風呂で発見してドアを閉めての決戦に望んだ。
粘着捕獲アイテムを近づけても引っかからん‥‥。
武器になりそうな物は風呂掃除用のブラシ。
ベシッ!
しかし、ブラシでは致命傷にならんかった‥‥。
こうなったら、どっちかが死ぬしか無いデスマッチや。
って、僕も死ぬ可能性あるんかい!?
もしかしたら足を滑らせて頭打って死ぬ可能性が無いとは言い切れん。
ベシッ! ベシッ!
敵は素早さと生命力を兼ね備えた昆虫最強と思われるゴキ。
壁から落ちたゴキは、なんと背面走行でも高速移動した。
なんかファンタジー過ぎるものを見たw
そして‥‥。
背面走行のまま粘着捕獲アイテムへと飛び込んだ。
正しく【飛んで火に入る夏の虫】や。
ヴィクトリー!
万が一にも逃げられんようにビニール袋で縛る。
悪いがキミにもゴミ収集車クラッシュで成仏してもらうでー。
それ以来、ゴキと遭遇する事は無い。
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