12807人が本棚に入れています
本棚に追加
/481ページ
「まだ若い女の子だよ。
なんだか、いつもキャピキャピしててテンション高いし。
ジェネレーションギャップがありすぎて、会話もうまく成立しないよ」
立川さとみとの会話の通じなさは、ジェネレーションギャップで済まされるのかは疑問だけど。
「でも、可愛い子なんじゃないの?」
「あれって可愛いのかな?
俺にはよく分からないけど」
正直、俺にとって彼女は宇宙を感じさせる、未知の存在でしかない。
「でもうちは、あんまり女の子いないから、チームの奴らからは、ちやほやされてんじゃない?」
「ふぅん」
不機嫌そうな文ちゃんに、逆に嬉しくなって笑顔が浮かんだ。
俺が会社の女の子をどう思ってるのか気にするってことは、俺をまだ嫌ってない証拠だ。
最初のコメントを投稿しよう!