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三春が話し出した途中から、じんわりと頭痛が始まった。
頭が痛い。それに、身体が怠い。私は、疲れているのだろうか。
「あれ……」
疲れが溜まっているのだろうか。
今までの無理が祟ったのか、身体中が上手く動かない。布団の上に座っているのに、身体がふらふらと揺れているような気がする。
「ごめん、三春……明日の仕事も、今やらなきゃいけないこともあるし……もう、帰って……」
「やっと自分の身体に気付いた? いい? 絵美里の身体はボロボロなんだよ。とても動けるような身体じゃない。これ以上続けたら、絵美里は壊れちゃう。今すぐやめて」
三春の口調は、完全に変わっていた。
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