関ケ原

桜の時期に旅に出た

そして資料館の人に持っていた地図を見せて町の見どころを教えてもらう。いろいろな観光名所があるらしいが、２時間程度で観光できて駅まで戻れる場所ということで、三成の陣の跡地を勧められた。

そこに行くまでに家康の陣跡もあったので、それを通って、激戦地跡を通って、三成の陣の跡地がある笹尾山に向かうプランを教えてもらう。

ふつうよりもゆっくりと回るタイプなので、２時間以上かかっても大丈夫か時刻表を見て確認する。問題なさそうだったので、家康の陣跡をめざして歩き出す。

日本史の時間に年号を覚える程度だった関ケ原の戦い。覚えやすかったので、語呂合(ごろあ)わせすらしなかった。

それでもいまだに覚えていた。
戦国大名の名前はゲームのカードで覚える程度。

地図に載っている名前を見ていると、ゲームでお世話になっている方々ばかりだった。今風のカラーのイラストが脳裏に浮かぶ。馴染があるのかないのかよくわからない状態。

そんな知識の中でしか知らなかった場所を、自分の足で歩いてみる。ざっと見るだけだが、それでも何か感じる物があったりする。

それがものすごく楽しい。

清々しい春の晴れた日。
小学校でも中学校でも高校でも必ず日本史の時間に習う、そんな合戦があった場所を、のんびりと歩く。