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本当に予想のつかない爆弾を投げ込んでくれる。
「え、っと、俺のナニを?」
「何って……」
口に出すのを躊躇って眞澄の唇がとがる。
「ナニって、そういう意味じゃなくてチンコって意味で、いや、」
「ち、」
言葉にした瞬間、眞澄の顔が更に赤を濃くする。赤面が伝染って顔が熱い。
何から言葉にすればいいかわからなくなって走る沈黙。
―――見る。
って、多分眞澄のことだからサイズの確認的な意味なんだろうな、とは思う。
じゃあ、お互いに見せあいっこで。
って言ったら、多分恥ずかしがりながらも流されて兜合わせくらいはできると思う。
―――それは、それで……。
美味しいし、チャンスだ。
とか、考えてる自分が嫌だ。嫌だけど考えるだけなら悪くないと思ってる。だって、さっきまで避けられてて話もできなくて、やっと話し合えて、自分の部屋にいたら、
触れたいのは当たり前で。
―――そうか。
こういう、啓太にとっては極自然な感情が、眞澄には烏滸がましい感情に思えてしまうのか。
そう考えると腹の中にすとんと落ちるものがあった。
もっと触りたい、と直線的な言葉にしてしまうのは。自分の沸き上がる感情に戸惑うのは。戸惑って上手く言葉にできないのは。
そうやって強請るのが不慣れだから。
振り絞った勇気を断られる怖さを知っているから。
―――口にしちゃ、いけないような気がしてしまうのか。
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