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ヒナの後からきたコはヒナ2(ひなつー)と命名されて後々には結局呼ぶ時は略されてヒナと呼ばれることになった。
「ぴー助、ひとめでヒナと違うってわかって…」
茜が気にしているのをさっして鷹ちゃん先輩は話してくれた。
「ほんの一瞬、帰ってきたって思って喜んで…だからよけいかもしれんけど、お前違う!あっち行け!って…。」
「え?じゃあ…。」
「うん、拒絶してん…けど、ヒナ2はちびっコやからワケわからん…。」
茜は複雑な気持ちになってしまってだまる。
「ぴー助、やさしいヤツやのに 向こう行け!って…軽くこずくってか嘴でぐいぐい追いやって…。
ヒナ2は『なんで???なんであたちをイヤってするの?』って感じで…。」
先輩は大きくため息をついた。
茜はぴー助とヒナ2の両方がかわいそうになる…どちらも悪くないんだ…なのに…。
「でもな、ヒナ2…ガッツあるって言うんか、ぴー助の後をずっと 追いかけ 追いかけ してる…オトモダチが他におらんからかな。
ぴー助もとりあえず、ヒナの後追いかけるのはなくなったと思うから…。
生きてて欲しいから…それは助かった…。
でも…。」
そのまま、様子見しかない…ヒナ2には悪いけど…鷹ちゃん先輩も複雑そうに言った。
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