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次の日、学園はお休み
今日は魔法を試してみようと思ってたのに馬鹿が馬車でやってきた
まあ庭に転がしとくわけにもいかないので客間に通してもらう
「……随分と急ですわね
まだお返事もしておりませんのに」
「……うむ、すまない
何度も直接言おうとしたのだがなかなか貴女が見つからなくてね」
避 け て た か ら だ よ
もう、わたくしの中では結論が出てますの…というか確信に至りましたわ!!
受け入れた場合にこれからわたくしが“享受する予定の甘い優しさ”は間違いなく早くヤリたいだけですわ!
地位、身分を考えず本質を見てみれば…そこに居るのはちょっと顔がいいからって調子に乗ってる童貞クソガキですわね!!
さっきから胸や脚をジロジロ見やがって気色悪いですわ!!くたばれですわ!!
頭の中で50回ぐらい殺しながら、笑顔でカップを持つ…わたくしってば女優になれるんじゃないかしら?
「……じつは親父も乗り気なんだよ!」
うっわ
婚約まではもう確定してしまいましたわ…どうやって破談にしようかしら……
「あら?」
「……ひっ!」
わたくしの何気ない一言に悲鳴をあげるセバスチャン
………あ、思い出しましたわ
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