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「………ラーズグリーズ」
それを聞いた男は顔面蒼白になった…帝国は内乱が酷い。そして裏社会に生きるものなら知らない者は居ない、他国まで知れ渡ったその名
「ま、まさかっ?!…悪魔の子供っ!!……女だったのか?!」
「女児のほうがより一層相手は油断しますからね
いかにも
ダスベ帝国ラガーナ地区再分離独立派、第722別働隊…通称殺しのエリート幼稚園……そこで主席だったラーズグリーズとは私のことですよ」
「……………」
「あ、もう一つ如何ですか?
すでに人肌は超えてしまったようですが」
ガランガランガラン…
ひ……ひぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁ!!!!
「……あ、死にました
なにせ拷問は6年振りでして…加減を間違えてしまったようですね」
自分の腕をくんくんと嗅ぐポニーテールの美少女…人の焼けた匂いがする
「酷く懐かしい匂い……戦場の匂いですわね
早く帰ってお嬢さまに洗って頂きませんと」
フフッと笑って少女は煙草に火を付けた
バル&ユーリ「「まだかなー」」ソワソワ
今の彼女は、帰る場所がある
全てを知って、家族として扱ってくれるフォージアート家が
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