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「……なん…だと?」
「あなたは、私に批判的な感情を持つ自分に酔っているだけですわ
“みんな慕ってるけど俺は違うぜ”と。
皆さんが慕って下さるのはとても嬉しいことですけれど、あなたが私を頭の中で罵倒しようが犯そうが殺そうがわたくしの知ったことではありませんわよ
ただ、何故その感情をよりによってこの場で出してしまうんですの?
わたくしが傲慢な性格なら、もう死んでますのよ?
あなたのお父様がお仕えしている、王族の皆様にも怒りが飛び火したらこの席自体が台無しになりますのよ?
あなたの、その幼稚な子供のようなくだらないプライドのせいで」
「本当に、どっちが子供かわからないわねぇ
第2王子様に、一般常識やマナーを1から教わったほうがいいわねあなたは」
嫌みタップリなお母様…笑顔が黒いですわよww
「あ、それから男女には相性というものがありますのよ?
もう第1王子もミキさんと幸せになったんだからよいではありませんか
どちらが王位を継ぐかは、もうわたくしには関係のない事ですし」
…うん
恐らく“クソみたいな本来の筋書き”は……ユーリ側にミキ、王子側にこいつという“誘導役”が居ることによって成立してたに違いないですわね
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