四年後

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「くーは僕がここに集まる前に、みーちゃんに頼まれて殺した。多分、犯罪者扱いされるのが耐えきれなかったのだろう。でも自殺する程の覚悟はなく、くーに殺してもらった。 その後ここに来て、翌日の未明に出頭した。そんな感じで合ってる?」語り尽くした割には短かった。 「いや、かなり間違っている」くーが即答で応えた。「それに、テレビを見てたらわかる話だと思うけど、死亡推定時刻とか公表されてなかった?」 「ごめん、テレビしばらく見てなかったから」 「謝らなくてもいいよ。こっちも、君が知りたいこと、言ってなくてごめん」 「それはお互い様。それじゃあ教えてくれるんだね、あの日起きたこと全て」 「正確には君の迷推理を正す、だけどね」 「迷推理の迷って、迷うの迷?」 「そうだよ、さーちゃん」 「もう、くー、からかうなよ」 「それじゃあ言うけど、泣くなよ、さーちゃん。そんな気がしないけど、男なんだし」 「そっちこそ、一から十まで、きっちり教えてくれよ」 「わかった」と、くーが言った。そして、分かりやすく説明した。     
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