初めてのヒトツ(R18)

7/19
202人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
「い、いいよ」 とは言うものの、自分の頭を強く抱いている腕の力は変わらず、智孝は顔を横に向けた。今まで目を閉じていたこともあり、暗闇の中でぼんやりと白い膨らみが見えるだけだった。そのまま動かなくなってしまった智孝に、有羽は露わになった胸を凝視されている恥ずかしさを感じ、そっと智孝の視界の先を手で隠した。  がしかし、すぐに手首を掴まれ、覆いは外される。そして同時に顔を離した智孝は少し驚いた表情を浮かべていた。 「そんなに見ないで。は、恥ずかしいから」 「なんか……すごいな」  有羽の言葉に返すわけでもなく、智孝は感想を口にする。それに対し、今度は有羽が驚いた声を発するが、変わらずにどこか嬉しそうな様子の智孝は一度だけ視線を絡め、一言。 「綺麗だ」  そして掴んだままだった手首から手を離し、胸に触れる。月の光を浴び、淡く光っている胸にキスを落とすと、そのまま口に含んだ。 「ん!……あ、や」  口の中に確かに存在を示す蕾は舐めるごとに固さを増していった。優しく続けられる甘い刺激に、有羽は声を漏らし小さく体を震わせる。足の力が抜けそうになっているのに気付いたのか、智孝は有羽の腰を寄せ自分の膝の上にのせ、今度は唇を吸った。  胸とは違う舌触りを堪能しつつ、下着越しに彼女の秘部に触れる。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!