初めてのヒトツ(R18)

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「あっ……ん、あ」  撫でるように触る智孝の指が濡れる。下着は既に隠すという役割を果たせず、彼女から溢れる印によって、指先だけでも感じ取れるほどに輪郭をくっきりと表していた。触れた瞬間冷たかった布は、また温かく湿っていく。 「あ!」  下着の中へ滑り込ませた智孝の指を、何の抵抗もなくするりと飲み込んだ。初めての感覚に、有羽は声を上げると共にびくりと体を震わせた。 「痛いのか?」  その反応を見て心配そうに問いかける智孝に、有羽は首を横に振って答えた。 「ううん。びっくりしただけ」  それを聞いて安心した智孝は探るように指を動かした。有羽の中は、温かく、柔らかく、そしてとろけていた。 「ん、あ……あっ、ん」  動きに合わせるように声が漏れ、有羽は智孝の首に腕を回してしがみついた。続けられる甘い刺激に、有羽は小さく彼を呼ぶ。 「……ちゃん、どうしよう」
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