君がいなきゃ何もなかった

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「ルルーシュ…ッ!!!」 雨の中、1人ベンチに座り込んでる彼がいた。 「ちょっと、大丈夫?風邪ひくよ?」 「スザク…」 「なに?」 「お前は、なぜ俺を見捨てなかったんだ?」 「え?」 「俺はユーフェミアや罪なき日本人そしてブリタニア人を殺した。スザクの事も裏切ったのに。」 俯く彼は、髪が濡れその間から頬を伝う涙すぅっと 雨と一緒に落ちていった。 「…僕は君の事 許してはいない。」 心のどこかでは許していなかった。 「でも、僕の唯一の"友達"でもあり"恋人"だよ」 そう、たった一人の僕の大切な人。 俺は、微笑みかけた。
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