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気付くと私は
ベッドの上だった。
『廣野…涼音ちゃんね?』
私に声をかけたのは、
ベッドのそばの椅子に座っていた黒っぽい藍色の髪の女の人。
「あたしは刑事の加州千秋。
あなたの身に起こった事、分かる?」
『……はい。……あの…父さんは…』
千「……あなたの父親は、あたし達が到着した時にはもう、首を吊って亡くなっていたわ。あなたの母親も、兄姉も、遺体で発見された。」
『……。』
やっぱり……夢なんかじゃなかった…。
千「あなた…親戚もいないみたいね。」
一人だけ…残されたんだ…。
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