4月6日{日}

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案内されたアパートは新しく、 ”田舎”らしくない所だった。 これから、私はこの家で一人暮らしするんだ。 家の中も広く、とても住みやすそうだった。 真「必要な物は全部ちーが用意してくれたよ。 制服とかもな。学校は明後日から…だな。」 『あの…こんな色々してもらって…本当にありがとうございます。 てゆーか、あの…ごめんなさい。』 何でここまでしてくれるんだ…申し訳なさ過ぎる…! 真「俺に謝ったてしょーがねーだろ。」 真助さんは笑いながら言った。 真「んじゃ、俺はもう行くけど、一人で大丈夫か?」 『はい。大丈夫です。』 玄関を出る時、 思い出したように真助さんは振り返る。 真「忘れてた。娘の名前は”ルナ”だ。 加州ルナ。頼んだぞ!」 『あ…はい。』 その日は長旅で疲れたのか、 とてもゆっくり休めた。 こんなにちゃんと寝たのは久しぶりだ。
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