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歩いてるうちにきになる建物はちょくちょく見つけたけど、
私がいた都会とは違う。
『うわっ!』
私の少し前を歩いていた黒いロングヘアーの女の子が、
何もない所で当然転んだ。
その拍子に電柱に頭をぶつけていた。
『いったぁ…。ヤバ、頭割れたかも。』
……あれは痛そう。すごい音したし。
その少し先では、
自転車に乗った男子生徒が
バランスを崩し電柱に激突した。
大事な所を押さえながらうずくまって震えている。
女の私には分からないけど、
あれは相当な痛みだろう。
男子生徒を凝視する人もいるけど、
誰も声をかけない。
とりあえず、ほっとこう。
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