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『…ふう。』 色々な事が多すぎて、疲れた。 担任がおかしかったり、 私とそっくりな奴がいたり…。 あの様子だとあの男子も驚いてたみたいだし。 何なんだろう。 『あれ?帰り一人?』 不意に声をかけられ振り向くと、 私の隣の席だった男子と私にそっくりな奴が立っていた。 『来て早々ナンパかよ。』 『そんなわけないだろ。』 隣に立っていた明るそうな男子に向けての 声のトーンは少し低い。 『…俺は藤堂直純。前の席なのは知ってるよね?』 『…うん。知ってる。』 『俺は御堂葉月。アンタの席の隣だ。よろしくな。』 『…よろしく。』 断る事が出来ず、二人と帰る事にした。
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