2ヶ月前

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『ただいま。』 私はいつも通り、普通に家に帰った。 玄関にあった靴は、4足。 でも、いつも聞こえてくるはずの母さんの声は聞こえない。 相手にしてくれないのに「おかえり。」だけは言ってくれるけど…。 寝てるのかな…? ……姉貴達の靴はあったし、誰も返事しないなんて、おかしい。 『兄貴……?姉貴…?帰ってんの?』 嫌な予感がする。 私はとりあえず、 玄関に近いキッチンから見て回る事にした。 キッチンのドアに手をかけた時、 いつもと違う臭いをした。 嫌な予感がして入ってみると……。 『あ……姉……貴……』 姉貴は、テーブルに体を投げ出して倒れていた。 仰向けになっていて、 胸の周りは血塗れ。 何で? まさかと思って兄貴の寝室に行くと、 兄貴と母さんをがベッドに居た。 二人とも血塗れで、 母さんが兄貴を守るように覆い被さっている。 『兄貴!母さん!』 どれだけ揺すっても、二人は全く動かない。 『嘘……なんで…』
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