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が、その気持ちは一分後には吹き飛ぶ事となった。
瞬が伸介の部屋に入るや否や、
「え! ちょ! こ! これどういうことですか!」
と、先程まで知的な会話を繰り広げていたのが嘘のように、彼は突然取り乱し始めたのだ。
「え? 瞬君どうしたの?」
「どうもこうもないですよ! なんで今まで隠してたんですか!」
「え、え? どういうこと?」
「……MALICE MIZERとかRaphaelとか、ヴィジュアル系のCDがいっぱいあるじゃないですか! 僕も! 死ぬほど! ヴィジュアル系が大好きなんですよ!」
こうして瞬は、伸介にとても懐くようになった。
お読みいただきましてありがとうございました。
続きは書籍にてご覧くださいませ。
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