542人が本棚に入れています
本棚に追加
「やっぱり、あなたは人間ではなかったのね。父親を殺したばかりか、残された肉親たる母親さえ殺めようとしている。立派な人でなし、人非人よ。」
「父親を、殺した?」
「そうよ。あなたは、生まれて間もない頃、私の指示によって実の父を葬っている。まぁ、悪いのは大地さんだったのよね。Fの力に恐れ慄いて、あなたの首をへし折ろうとしていたのだから。」
それを聞いて、私は、自分の頬が吊り上がるのを止めることが出来ませんでした。
「ふふふ」
「何がおかしいの」
最初のコメントを投稿しよう!