警視庁第十九課 『彫刻家殺人事件』

17/37
前へ
/37ページ
次へ
 湊人は資料にざっと目を通し、了解したと言った。  しばらく考えるそぶりをしてから、湊人は礼を言って一課の部屋を去ろうとする。 「そうだ、鑑識から連絡があったんですよ」  小晴の声で、足を止める。 「割れていたガラスを分析したところ、ガラス以外にもプラスチックが混じっていたそうです」  それを聞いて、湊人はしばらく考えるそぶりをして、それからにやりと笑った。 「そうか。ありがとう、下谷」
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加