夢の中で

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先進国と発展途上国との経済格差を夜灯で見ているうちに、向こうからロケットの一部がやってきた。打ち上げの時に切り離された部分がデブリとして地球を回ってるのだ。ロケットの部品は私に当たった。その弾みで、私は地球へと落下していく。しかし、燃え尽きるはずの私は燃えてない。そればかりか、全然暑くない。私は地球に落下した。 気がつくと、平原にいる。ホントは原子になってるはずなのに、元の体のままでいる。私は辺りを見渡した。あちこちで牛が草を食べている。そこで牛を見ていた男がスマホを取り出して何か話している。訛りのあるスペイン語で通話してるから、どうやらパンパの中にいるようだ。 私はパンパのどの辺りにいるのか全然検討もつかない。私は男の方へ向かったが、男は知らんぷりして牛の面倒を見続けた。仕方ないから、とにかくパンパの中を歩いた。太陽の動きで方角に見当をつけた。全く土地勘がないので、行けども行けども出口が見当たらない。日が暮れてきたので、そこで野宿することにした。南十字星の空の下、方角だけは理解した私は、とりあえず人がいる所を目指すことにした。何時間歩いたのか私には検討もつかない。そのうちに日が暮れてきたので、そこで野宿した。 朝、目が覚めるとまた歩き出した。そして人がいる集落にたどり着いた。そこでは、人々が集まって牛肉を焼いて食べている。私もその中に入って、焼かれた牛肉を食べ始めた。腹がいっぱいになるとマテ茶を飲んだ。お腹がいっぱいになった私は、そこを出て休もうとした。     
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