第2話 : 友達以上、恋人以上

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私も彼の世話をする事もあるけれど、どちらかと言えば彼が私を世話する方で私はされる側だ。 「ああもう絶対溢すと思った、まったく。スカート乾くまで俺のジャージ履いとけ」 「うん、分かった」 友達とか恋人とかいう感じでは無いんだよなあ、お父さん?お母さん?お兄ちゃん?でもないな。 (あ、お姉ちゃん?……も違うなあ) 「ねえ、二人って付き合ってるの?」 ジャージに履き替えている時、クラスの二人の女子からそんな事を聞かれた。 ひろと目を見合わせ口を揃えて一言、付き合っているわけがないと。 そしてまた一つ問われた、もしお互いに誰か好きな人が出来てお付き合いをする事になったらと。
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