第3話 : 教えてください、黒木部長

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「部長、最終確認お願いします」 「分かったありがとな、そこに置いておいてくれると助かる」 今は丁度昼頃か。思った以上に今日は忙しいな。参ったな、これは残業確定だな。 出張も重なってか、いつも以上に仕事が山積みだった俺は正直猫の手も借りたいくらいだった。 誰かに残業を頼もうとも考えたが、生憎今日は週末であるからきっと皆んな早く帰って休みたいはずだ。 頼むのは申し訳ない。 「佐伯、このファイル整理手伝ってくれないか」 「了解しました」
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