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どんどん小さくなる私という感覚、それは孤独というものに近づいているのかもしれないが、決して交わることはない。だけれど、あの少年はきっと違う。彼だけは孤独というものに巡り会うだろう。私は告白する。人々を代表してここに告白する。怖かったのだ。だから、誰もが嘘をついて、自分をごまかしていたのだ。そして、嘘を承認したのだ。
タイムマシンの針は、人類の始まりなんかよりもずっと前、ずっとずっと前、地球の始まりなんかよりもずっとずっと前、宇宙の始まりよりも前の「時間」をひとり静かに示していた。
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