GOLOTUMA

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GOLOTUMA

とても晴れた冬の日だった。俺たちは小学校のブランコに乗っていた。 「ごろうくん、ずっと一緒にいてくれる?」 「うん、これからもずっと一緒だよ」  あの永遠を誓う約束をしてから、もうすぐ二十年が経つ。 「こんにちはー」  クローバー薬局の閉店時間五分前に楓ちゃんを抱っこした尚美がやってきた。「おぉー、久しぶり」や「きゃー、可愛い」という声とともにスタッフが一斉に尚美へ駆け寄って行く。 閉店準備をしていて出遅れてしまった俺は、尚美を囲む輪の後ろから様子を伺いつつも閉店業務を進めた。  レジの売上報告ボタンを押して売上レシートを出す。その間に、レジに入っているお金をまとめ、レシートが出きるとそれをちぎり取り、お金と一緒に事務室に持って行く。売り上げは事務室にある入金バッグに入れてから金庫にしまう。そして、事務室に設置されたPCのデスクトップにある「売り上げ報告書」と名前のついたエクセルシートに患者数と売り上げを入力し、本部にメールで報告した。 「吾郎、久しぶり。元気だった?」 「おぉ、びっくりした」     
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