大好き!!

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私は、慌てて顔を上げて前を向くと 棗先輩は、立ち止まり振り向いてくれていた。 棗先輩……? 「いつもなら、嫌がっても後ろに くっついて来るのに今日は、来ないのか?」 そう言ってくれた。 そ、それって……。 心臓がドキッとさらに大きく高鳴った。 「行きます!!」 私は、慌てて棗先輩のもとに 駆け寄った。 いつもクールな先輩だけど ちゃんと私のことを見ていてくれたんだ。 そう思ったら嬉しかった。 「あのね……先輩。大好き!!」 「……知ってる」 棗先輩は、クスッと静かに笑ってくれた。 本当だよ?先輩。 私の恋は、今日も猛アタック中だ。 END。
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